コウダイ企画室。代表の小林紘大です。
11月14日に、私がメンバーとして参加している「本町8banリノベーション」の取り組みで、立体駐車場の屋上を使ってマーケットを開催しました!
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3分でわかる「本町8banリノベーション」
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8banEVENING MARKET Vol.0
昨今、新型コロナの影響からニューノーマルと呼ばれる新しい常識・状況が作られていますが…
私たち「本町8banリノベーション」チームでは、3密にならないイベントとして、まち中で使われていない道路空間を使おう!という社会実験にチャレンジすることにしました。
ところが、諸事情あってイベントの場所を立体駐車場の屋上に移すことに!結果としてさらに新しい形でのマーケット開催になったんじゃないかなと思います。
そこで、この記事では、立体駐車場の屋上でマーケットを開催することになった経緯、やってみたこと、メリット・デメリットと活用するためのヒントをお伝えしていきたいと思います!
私たちは道路空間を活用したストリートマーケットをしようと考えていました。
本町8banエリアの道路空間は次の①②の点からイベントをしやすい場所!
①道路沿いに駐車場がなく歩行者天国をつくりやすい
②新潟市役所の入っているビルが近く、トイレを借りられる
そこで新潟市建設課、警察、周辺自治会から実施の許可をもらい、出店者を探す調整をしていました。
ところが… 周辺住民の方から「コロナがこわいんです」「やめてほしい」「肺に病気がある」といったお声が。中止せざるを得ないと判断しました。
その後、改めて企画の打ち合わせをしていたときのこと。メンバーのひとりが「立体駐車場でやっているマーケットがあったような気がする。」と。早速、駐車場のオーナーさんに話をしたところ、 即OK!こうして、立体駐車場屋上でのストリートマーケット(?)の開催が決定しました。
今回のイベントコンセプトは「将来開催する、ストリートマーケットの風景を屋上でつくる!」というもの。屋上を道路に見立て、マーケットをデザインしていきました。
私が関わったのは「空間ルールの整理・魅力化」。メンバーから上がった意見を整理し、次の(1)〜(3)を行うことにしました。(1)(2)は目に見える部分、(3)は見えづらい部分ですが、どちらもマーケットを楽しんでいただくために大切なポイントだと考えました。
車が置いてある白線から左を出店スペース、中央部分を道路スペース、右側の白線より右に、こたつスペースを含むくつろぎ用スペースと設定しました。
また、空間以外にはマーケットとして目標設定の整理を行いました。
目標1.まずやってみること
(vol.0としてテストマーケティング的な位置付け)
目標2.関係性づくり(ビルオーナー、出店者)
目標3.記録として残す(写真、動画)
目標4.時間毎の滞在人数をはかるために30分に1回、人数をカウント
目標5.どれだけその空間を楽しんでもらえたかを重視。
(客数や売上は、あえて目標に入れない!)
結果として、目標はすべて達成できました!
目標4の滞在人数は下の結果で、常に30人程度が滞在していました!
実際にイベントを開催してみて、立体駐車場の屋上という空間のメリット・デメリットについて感じたことを振り返りたいと思います!
<メリット>
・普段とは違う景色=ビルからの景色、高い位置でのマーケット
・音が出せる 隣のビルで音のチェックをしたら意外に聞こえなかった
・車で乗り込めるので、什器や機材の搬入搬出が楽にできる
<デメリット>
・入口が、まちの道から見えない(グランドレベルにない)ので、ふらっと立ち寄ることは難しい。
上記のメリット・デメリットを踏まえると…お客さんが「わざわざ足を運びたくなる仕掛け」を用意し、集客のための宣伝をしっかりやることが必須だと思いました!
<使い方のヒント>
○わざわざ足を運びたくなる仕掛け
・そもそも立体駐車場の屋上でマーケットをやることが珍しい!
・コラボレーションした企画ユニット「理想の休日ドットコム」によるコワーキング企画(こたつ+コワーキング→こたーキング)がユニークで映えた!
○集客のための宣伝
・SNSを中心に、関係者でこまめに発信!
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本町8banEVENING MARKET vol.0は、地元の新聞でも取り上げていただき、中心市街地の立体駐車場屋上が「使える場所であることを示した」という意味で、新しいチャレンジになったのかなと思います!
今後も役所の若手と民間の若手で協力し、まちを盛り上げていきます!
本町8banリノベーションチームがお送りする次のイベント、EVENING MARKET vol.1にもご期待ください!
文/小林紘大 構成/ヤマシタナツミ