コウダイ企画室。代表の小林紘大です。
先日2020年10月16日に、コワーキングスペース関するオンライントークイベントが開催されました。主催はJR新潟駅直結の商業施設「CoCoLo 南館」1FのコワーキングスペースMOYORe:。ゲストに岐阜県飛騨高山市でコワーキングスペースco-ba hida takayamaを運営する住尚三さん・淺野翼さんをお招きし、地域で働く「場」のつくりかた/つかいかたをテーマに、トークを行いました。私は「新潟で一番コワーキングスペースを使いこなす人」としてお話させていただきました!
そこで今回の記事では、イベント当日にお話しさせていただいた「新潟で一番コワーキングスペースを使いこなす人」による新潟を中心としたコワーキングスペース事情についてお伝えしていきたいと思います!
イベントでまずお伝えしたのは、私が考える「コワーキングスペース」という用語の定義です。
個別に仕事を持つ人たちが、働く場所(環境)を同じくしつつ
コミュニケーションを図りながらお互いに情報や知見を共有し、
時に協働のパートナーとして 貢献しあう理念(スタイル)
及びそのための施設
上に書いた定義からいくと、Wifiや電源が使えるカフェではダメなんです。コーヒー1杯で2時間くらい居られるという意味ではコスパが高いと感じるかもしれませんが、そこにコミュニティはないし、セキュリティも心配。だから私はカフェでは仕事をするのは難しいと感じます。コワーキングスペースはカフェに比べて割高に感じるかもしれないけれど、カフェでは得られない価値…コミュニティ参加料やセキュリティにお金を払っていると思っています。だから、例えばコワーキングスペースに毎月1万円、1年12万円支払うとしても、そこから15万円の仕事につながるならいいかなとか。仮に直接仕事につながらなくても人のつながりができるならいいなとか。コワーキングスペースではカフェでは得られない価値が得られると感じています。
またコワーキングスペースは、シェアオフィスとも違うものだと思います。上に書いた用語の定義でいうと、「コミュニケーションを図りながらお互いに情報や知見を共有し、 時に協働のパートナーとして 貢献しあう」という点で、コワーキングスペースは他の場にはない価値を持っています!
世界のコワーキングスペース数は2007年頃から2020年まで右肩上がりに増えています。コワーキングスペースが増加している理由について、私は複数あると思っています。
①リモートワークやフリーランスの増加に伴い、ノマドワーカー(オフィス、家以外で、様々な仕事場を利用する人)が増えたため
②特定コミュニティへのアクセスするため
③空き時間の活用するため
④イノベーション、新規事業創造を行うため
⑤地方創生、地域活性化を行うため
①に書いたノマドワーカーは、仕事とプライベートの境界線があやふやになったり、オンオフの切り替えがうまくいかなくなる危険性があるため、高い自己管理能力が求められるワーキングスタイルです。そういった働き方の中では、オンオフの切り替えするために、コワーキングスペースを利用していくと良いのではないかと思います。私自身、オンオフの切り替えのために利用することが多く、毎日オフィスに出勤するかのように頻繁にコワーキングスペースを利用しています。
そんなコワーキングスペースを多用する私が考える「良いコワーキングスペース」の判断基準は次の3つです!
A.コミュニティ:
コミュニティにどんな人たちがいて、どんな交流をし、どんな情報や知見が共有されているか、協働が生まれているかどうか等です。この判断基準については、コミュニティマネージャーの関わり方によっても左右される部分だと思います。
B.テーマ:
コワーキングスペースの経営理念など、大切にしている考え方。
C.ハード:
コンセントやWifiだけではなく全般的な設備
このうち、とくに重要なのがAのコミュニティであり、コミュニティマネージャーの役割が重要だと思っています。コミュニティマネージャーがどれだけ人をつないで良質なコミュニティをつくっていけるかによって、そのコワーキングスペースの居心地の良さに違いが出るでしょう。
ここでは、私が実際に利用しているコワーキングスペースについて、仕事がはかどる?はかどらない?という点を踏まえながらご紹介していきたいと思います!
1.Co-baNIIGATA:Sea Point NIIGATA
コワーキング×海の家という珍しい営業スタイル。仕事場として、イベント開催の場として、コワーキングスペースに集まるみんなが仲間になって働き、時には環境を生かして思い切り楽しむ場になっています。楽しみがたくさんあるという意味で、日本一仕事がはかどらないコワーキングスペースかもしれません(笑)。
2.エンジョイライフクラブ
様々なリフレッシュルームを備えるコワーキングスペース。OPENしたばかりできれいな環境で集中できれば捗りそうです!一方で、リフレッシュにぴったりな 楽しみがたくさんあるので、リフレッシュしすぎると仕事がはかどらないかもしれません(笑)。
3.MOYORe:
今回のイベント会場だったMOYORe:は個性的なワークスペースや展示、イベントスペースのあるコワーキングスペース。様々な形で「働く」を実現することができます。働くためのスペースがたくさんある(しかも誘惑が少ない)ので、個人的に一番はかどる場所では⁈
番外編.きら星BASE @越後湯沢
2020年10月に開業したコワーキングスペース・シェアオフィスです。 「理想の働き場所は自分でつくる」を掲げ、仕事が捗る場づくりに携わっています。これからが楽しみなコワーキングです!
きら星BASE潜入Youtube
**********
新潟で一番コワーキングスペースを使いこなす人として、日頃利用しているコワーキングスペースに関する思いをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。この記事を通じて、コワーキングスペースの価値を感じていただけたら嬉しいです!お読みいただきありがとうございました!
文/小林紘大 構成/ヤマシタナツミ