コウダイ企画室。代表の小林紘大です。
新潟県糸魚川市で起きた「糸魚川大火(糸魚川市大規模火災)」から4年が経ちました。大火から2年後の2019年から、「復興の向こうへ」をテーマとして「リノベーションスクール@いといがわ」、「第2回リノベーションスクール@いといがわ」が開催されてきました。
私はこのリノベーションスクール@いといがわに、第1回は参加者として、第2回は運営側として携わり、リノベーション事業プランの検討に関わってきました。現在の段階としては、第1フェーズ「地域内外のプレイヤー発掘」を終え、2020年末から第2フェーズ「事業化に向けたプレイヤーのレベルアップ」に進んでいます!
そこで今回の記事では、第2フェーズ第1弾の取り組み「糸魚川空き家の祭典 IN NIIGATA」を開催した理由と開催結果をお伝えし、2021年3月に開催予定の第2弾「糸魚川空き家の祭典2021」をご紹介していきたいと思います!
2019年、2020年と開催されたリノベーションスクールの成果により、受講生は40人、協力オーナーは5人と多くのプレイヤー発掘をすることができました。そういったプレイヤーの中から「糸魚川家守舎」が生まれ、事業化に向けて動いていたのですが…新型コロナウイルスの影響で事業化が中断。
そこでリノベーションの事業化に向けたステップフェーズとして「事業化に向けたプレイヤーのレベルアップのための勉強会」を行うことにしました。その第一弾として行ったのが、「糸魚川空き家の祭典 IN NIIGATA」という勉強会。リノベーション対象である糸魚川市ではなく、新潟市で開催しました。
新潟市で開催した理由は、新潟市にも糸魚川市に親戚や友人が住んでいるなど所縁のある人が多いと感じていたこと。そして「新潟市からも糸魚川市のリノベーションに関わってくださる人がいるのではないか?」という仮説を持っていたことからです。
その仮説を証明するべく、新潟市から糸魚川市のことを考える、ローカルtoローカルの勉強会を開催することにしました!
新潟市で開催した「糸魚川空き家の祭典 IN NIIGATA」のねらいは、
としていました。
そこで当日のプログラムでは、糸魚川の地域特性、新潟市からの関わりやすさをお話して、少し糸魚川に身近なイメージを持っていただいた後で、糸魚川からお呼びしたゲストからお話を伺い、具体的な関わりどころを知っていただくという構成にしました。
<糸魚川の地域特性、新潟市からの関わりやすさ>
<お話いただいた3名のゲスト>
ゲストからいただいたコメントと当日の様子を、地元紙、新潟日報にも掲載いただきましたので、併せてご覧ください。
空き家活用へヒント探る − 新潟北区 糸魚川の事例基に対話 −(新潟日報モアWEB記事)
イベント終了後、参加者からは「空き家活用や対外に向けての発信方法など、他の地域の事例を聞けて参考になりました」「力を合わせることで起きる、化学反応が素晴らしいと思いました」といったコメントが寄せられ、糸魚川市での取り組みに関心を持っていただくことができました!
「糸魚川空き家の祭典2021」は2021年3月7日に開催される、「糸魚川の可能性を感じ、これからの挑戦を共に描くことができる空き家ツアー」です。実際に空き家を見学し、これからの活用を考え、この祭典から新しいビジネスが生まれる事を目指していきます。
新潟市のイベントでお話いただいたゲスト、伊井俊明氏が事務局長を務める、一般社団法人空き家活用ネットワーク糸魚川(通称:いえかつ糸魚川)にもご協力いただき、専門家のフィードバックをいただきながらビジネス創出に向けたワークを行う予定です。
街の価値向上に貢献したい!という方に「糸魚川空き家の祭典2021」にご参加いただければ嬉しいです。一緒に、糸魚川を盛り上げていきましょう!
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「空き家の祭典 IN NIIGATA」、「空き家の祭典2021」についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
「空き家の祭典」を主催する糸魚川家守舎は、イベント開催の他にも、不動産オーナー、ビジネスプレーヤー、遊休不動産をマッチングすることで街の価値を高める活動をしていきます。創業支援や店舗活用などの事業化に向けて、今後も糸魚川を愛する方々と共に歩んでいきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!
文/小林紘大 構成/ヤマシタナツミ