コウダイ企画室。代表の小林紘大です。
2020年12月に、約1年半かけて取り組んできた秋葉区金津地区の古民家リノベーションが完了しました!
そこでこの記事では古民家リノベーションプロジェクトを振り返り、古民家に住みたい方や、地域の空き家を活用していきたい方に向けて、今回のご依頼主である移住者ご夫妻が移住を決めた経緯や、古民家リノベーションの全体的な流れについてお伝えしていきます!
リノベーションの具体的な内容については、以下のnote記事で書いていますのでご興味ある方はこちらも合わせてお読みいただければ嬉しいです!
2020.8.13 金津の古民家リノベーションご契約
2020.8.22 金津の古民家リノベーション解体スタート
2020.12.18 金津の古民家リノベーションみどころ
2020.12.22 金津の古民家リノベーション完成
古民家リノベーションのご依頼主であるSさんご夫妻は、神奈川県在住、東京都内でお仕事をされていました。ご出身は新潟県外で、新潟には縁もゆかりもないお二人でしたが、移住モデル地区(HAPPYターンモデル)になっていた新潟市秋葉区金津里山地区の移住ツアーに参加。子育てしやすい環境に魅力を感じ、新潟市に移住することを決めたそうです。
お二人が移住を決めた新潟市秋葉区は、住む価値の発信や、住む場所の提案を行う「アキハスムプロジェクト」が行われるなど、積極的に地域を伝え、移住を推進する取り組みが行われている地域です。もともと秋葉区には秋葉山やAkiha森のようちえんといった、豊かな自然を地域の人と分かち合う場がありましたが、移住推進の取り組みによって、積極的に発信されるようになりました。Sさんご夫妻も、秋葉区の自然と地域の人とに魅力を感じ、子育てのフィールドとして金津地区を選ばれたのだそうです。
また古民家に住みたいという思いがあったSさんご夫妻は、空き家バンクを通じて秋葉区の古民家を検索。地元工務店のAg工務店にお問い合わせくださいました。以前からAg工務店とお付き合いしていたご縁で、コウダイ企画室。も、古民家の購入からリノベーションまでをサポートさせていただくことになりました。約1年半かけた古民家リノベーションは、次のような流れで行いました。
<古民家リノベーション全体スケジュール>
2019年 8月 古民家購入契約
2020年 5月 設計開始
2020年 9月 解体開始/打ち合わせ
2020年10月 施工開始
2020年11月 内装完成
2020年12月 外装完成/見学会開催/引越
Sさんが家づくりの必須条件として挙げたのは、ペレットストーブのある暖かい家であること。また可能であれば和室と、子供たちのためのプレパークを作りたいとのご希望をいただきました。
ご希望を受けて「なぜ家をつくるのか」といった根本的な理由まで掘り下げたご提案を作成。まず、ペレットストーブを設置して断熱を最優先したエコハウスにすること。そして、家族のつながりを感じられるよう裏山側の部屋と玄関側の部屋をつなげた設計にし、子供たちの成長など家族の変化に対応できるようにすること。また、森を中心とした循環…地域内でお金を循環させるという意味合いから新潟県内で取れる魚沼杉を使用することを盛り込み、設計・施工・維持管理まで、ワンストップのご提案をさせていただきました!
提案時に作成した見取り図がこちら。
リノベーション前と完了後の写真を比較しながらご紹介します。まず外観から。リノベーションにより日本家屋らしさと新しさを併せたデザインとなりました!
内装はこちら。リノベーションにより、玄関からリビングまで広くつながった空間になりました!
リノベーション工事中の様子も少しだけご紹介。
上の写真の場所が、土間〜リビングに生まれ変わりました!
古民家の骨格を生かしつつ、断熱性能と家族のつながりを重視した、新しい暮らしに相応しい家が完成しました。
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新潟市秋葉区の古民家リノベーションについて振り返りましたがいかがでしたでしょうか。古民家に住みたい方や、地域の空き家を活用していきたい方のお役に立てれば嬉しいです!
文/小林紘大 構成/ヤマシタナツミ